内視鏡検査
先端にカメラを内蔵した直径約1cmの細長いスコープを口や鼻、肛門から挿入し、患部を直接観察する検査です。
内視鏡検査とは

内視鏡検査とは、先端にカメラを内蔵した直径約1cmの細長いスコープを口や鼻、肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸(上部消化管内視鏡検査:胃カメラ)や大腸(下部消化管内視鏡検査:大腸カメラ)の患部を直接観察する検査です。時に患部の組織を採取したり、止血することも可能です。
内視鏡検査でわかること
内視鏡検査では、食道、胃、十二指腸、大腸の疾患を発見することができます。その中でも特に「がん」の早期発見に非常に有効です。食道癌や胃癌、大腸癌は死亡率が高い一方で、初期には自覚症状がないことがほとんどです。
腹痛や便通異常などの症状も放置せずに内視鏡検査を受けて早期発見の機会をつくることが大切です。
内視鏡検査の流れと所要時間

上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)の場合
検査前の準備を行います(鼻からの内視鏡検査(経鼻内視鏡)の場合は、鼻の麻酔などを行います)
胃カメラを行います(検査自体は10〜20分程度で終了します)
検査中には軽い鎮静剤(麻酔)を使用しますので、検査による苦痛はほとんどありません。
検査終了後、リカバリールームで1時間程度お休みして頂きます。診察室にて医師より詳しい検査結果説明を行います。個人差はありますが、クリニック滞在時間は約1~2時間程度となります。

下部消化器内視鏡検査(大腸カメラ)の場合
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行う場合は、検査前の準備として下剤の服用があります。お通じがすべて出切るように2,3時間かけての下剤服用が必要をなります。下剤服用後、腸の中がきれいになってから検査を行うことになります。
検査前に検査着への着替えなどを行います。
大腸カメラを行います(検査自体は、通常15〜20分程度で終了します)
検査中には鎮静剤(麻酔)を使用しますので、検査による苦痛はほとんどありません。
検査終了後、リカバリールームで1時間程度お休みして頂きます。診察室にて医師より詳しい検査結果説明を行います。個人差はありますが、クリニック滞在時間は約2〜3時間程度となりますので検査当日は余裕をもっての時間調整をお願いしております。
当院の設備・特徴
当院は最新の内視鏡であるFUJIFILMのLED光源搭載内視鏡「6000システム」を採用。
LED光源搭載ハイビジョンシステムで、 質と明るさが向上しており、より鮮明な画質で見えるようになり、これまで以上に病変の早期発見が期待できます。また、LCI(正常な粘膜と炎症部はわずかな色び違いがあり、それを識別する方法)、BLI(血管や表面構造の変化を強調して癌を見つけやすくする方法)などにより、さらに細かな異常や病変を発見することができます。