診療案内

MEDICAL INFORMATION

大阪市 予防接種


当院は、大阪市の予防接種指定医療機関です。ワクチンを接種することで、病気にかかりにく、重症化を防ぐ効果が期待できます。

予防接種(各種ワクチン)について

当院は、大阪市の予防接種指定医療機関です。風疹ワクチンをはじめ、対象となる条件を満たすことで、大阪市やその他の助成制度を利用できる場合があります。 ワクチンを接種することで、病気にかかりにくくなるほか、万が一かかった場合でも重症化を防ぐ効果が期待できます。

  • 予防接種は予約制となっておりますので、ご希望の方はお電話にて予約をお願い致します。
  • 接種日程の変更は可能ですが、原則キャンセルはできかねますのでご了承ください。
  • 企業・学校等に書類提出が必要な方は別途診断書料2,000円(税込)を頂戴しております。

予防接種(各種ワクチン)の料金

公費接種 自費接種
肺炎球菌ワクチン
ニューモバックスNP®
4,300円(税込)※1 8,200円(税込)
風疹
1麻しん風しん混合(MR)ワクチン
10,351円(税込)※2 9,700円(税込)
風疹
2風しんワクチン
6,809円(税込)※2 6,200円(税込)
帯状疱疹
生ワクチン
4,500円円(税込)/回※1 8,000円(税込)
帯状疱疹
組換えワクチン(2回接種が必要)
11,000円(税込)/回※1 22,000円(税込)

※1:接種日当日に医療機関の窓口で確認できるものを提示(又は提出)することで、接種費用が免除される場合がございます。詳しくは大阪市ホームページをご確認ください。
※2:対象ワクチンごとに下記の額(助成限度額)と対象者が医療機関で実際に支払った額とを比較して低い方の額を助成する制度です。詳しくは大阪市ホームページをご確認ください。


肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌の病気について

肺炎球菌は、主に気道に存在する細菌で、咳やくしゃみなどによる飛沫を通じて、人から人へとうつることがあります。

この菌が原因で発症する病気のひとつが肺炎です。

肺炎は、日本人の死因の中で上位に位置しており、特に注意が必要な病気です。実際に、肺炎で亡くなる方の約95%は65歳以上の高齢者であると報告されています。なかでも、心臓や肺の持病がある方、腎臓や肝臓の機能が低下している方、糖尿病をお持ちの方は、肺炎にかかりやすく、重症化しやすい傾向があります。

ワクチンについて

肺炎球菌の中でも感染の頻度が高い23種類のタイプに対応しており、それぞれの菌を培養・殺菌して作られた不活化ワクチンです。肺炎球菌全体の約8割をカバーしており、肺炎の発症を防ぐだけでなく、万が一かかってしまっても重症化を防ぐ効果が期待されています。

【大阪市 高齢者用肺炎球菌ワクチン助成】

 受診対象となる方

初めて高齢者肺炎球菌ワクチンを接種する方のうち、接種当日の時点で大阪市民(住民登録のある方)で以下のいずれかに該当する方が対象となります。

【高齢者用肺炎球菌ワクチン:対象者】
(1)65歳の方(66歳の誕生日前日まで)
(2)60から64歳で一定の障がいを有する方
※60歳から64歳で、心臓・腎臓または呼吸器の機能により、身の回りの生活が極度に制限される程度の障がいのある方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能により、日常生活がほとんど不可能な程度の障がいのある方(身体障がい者1級相当)

【対象外となる方】
過去に高齢者用肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)の接種を受けたことがある方は対象外となります(自費で接種した方、大阪市委託医療機関以外で接種した方も対象外です)。


風疹ワクチン

風疹の病気について

風疹は、「風疹ウイルス」というウイルスが原因で起こる感染症で、主に飛沫感染や接触感染によって人から人へと広がります。

感染すると、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れますが、大人がかかると高熱や関節痛が強く出ることもあります。

風疹自体は通常、数日から1週間ほどで自然に回復することが多い病気ですが、特に注意が必要なのが妊娠中の女性が感染した場合です。妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、お腹の赤ちゃんに「先天性風疹症候群」と呼ばれる障害が起こる可能性があります。これには心臓の病気や白内障、難聴などが含まれます。これまでに風疹の予防接種を受けたことがない方や、抗体の有無が不明な方は、一度検査を受けることが大切です。

ワクチンについて


麻しん風しん混合(MR)ワクチン、風しんワクチン(助成は、いずれかのワクチンにつき1回限りです。)

このワクチンは、生ワクチンと呼ばれるタイプで、弱毒化された風疹ウイルスを使っており、体に免疫をつけることで風疹の感染を予防します。1回の接種でも高い予防効果が得られますが、より確実に免疫をつけるため、通常は2回の接種が推奨されています。
※麻しんおたふくかぜ風しん混合(MMR)ワクチンは助成対象外です。

【大阪市 風しんワクチン助成】

 受診対象となる方

接種当日の時点で大阪市民(住民登録のある方)で、風しん抗体価が低い次のいずれかに該当する方とします。

【風しんワクチン:対象者】
(1)妊娠を希望する女性
(1)妊娠を希望する女性の配偶者(妊婦の配偶者を含む)
(3)妊娠を希望する女性の同居者(妊婦の同居者を含む)

 (1)~(3)いずれの方も「風しん抗体価が低い方」が対象であるため、申請には「風しんの抗体を保有していないことが確認できる書類(写し)」が必要です。

詳しくは大阪市のホームページをご確認ください。


帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹の病気について

帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となるウイルスが再活性化して起こる病気です。

加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下したときに発症し、80歳までに3人に1人がかかるといわれています。症状は、体の片側に沿って赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れ、ピリピリとした痛みを伴うのが特徴です。発疹の出る数日前から違和感やかゆみ、神経痛のような痛みが出ることもあります。通常は2〜4週間ほどで治りますが、まれに皮膚症状が治ったあとも痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」が残ることがあります。

ワクチンについて

帯状疱疹の予防には、2種類のワクチンがあります。ひとつは「生ワクチン」、もうひとつは「不活化ワクチン(組換えワクチン)」です。これらのワクチンは、接種回数や方法、効果の持続期間、副反応の出方などに違いがありますが、どちらも帯状疱疹の発症や合併症を防ぐ効果が認められています。年齢や健康状態によって適したワクチンが異なるため、接種をご希望の方は医師にご相談ください。

【大阪市 帯状疱疹ワクチン助成】

 受診対象となる方

接種当日の時点で大阪市民(住民登録のある方)で以下のいずれかに該当する方が対象となります。 

【帯状疱疹ワクチン:対象者】
令和7年度の定期接種対象者の年齢と生年月日は次のとおりです。
助成の対象となるのは令和7年4月1日から令和8年3月31日の間です。接種の機会を逃さないようご注意ください。

(1)令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる市民の方
(2)100歳以上の方については、令和7年度に限り全員を対象とします。
令和7年度から令和11年度の5年間は、経過措置のため対象者は5歳刻みとなり、令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象になります。